ストップTを英語らしく言うコツ【英語リズムジム15日目】
こちらの動画を文字起こししました。
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こんにちは。リズミッシュのりょうこです。
今日も文章で発音トレーニングしていきましょう。
トレーニングメニュー
子音/t/のリダクションの種類の1つ、ストップTを今日は練習したいと思います。
今日のセンテンス
We cut meat with a knife.
発音記号を確認します。
各単語をしっかり発音すると、
wi kʌt mit wɪð ə naɪf
これを、文章らしいリズムにしていきます。
リズムをとる時のポイント
1.代名詞の母音は弱くなる。
何度かご紹介しましたが、今日の代名詞はWeです。Wiの長母音は伸ばさず、子音/w/の/w/の音を出したらすぐ次の単語に移動です。
2.ストップT
今日のメインです。
単語の語尾が子音/t/で、その後ろにさらに子音が続く場合は、ストップTになります。
子音/t/の後ろに子音が続く場合は/t/が消えます。脱落とかreductionとか言われます。
子音/t/は弾く音で舌の動きが大きくなります。
毎回弾いていると、次の音に行くために舌を戻すのに時間がかかってリズムが止まってしまうため、楽に発音してリズム良くするために音が消えています。
その消え方にもいくつかあって、その1つがストップTという消え方です。
Tを言わずに止めるから、ストップTです。
ストップTが起きる条件
単語と単語のつながりのときです。
単語の語尾が子音/t/で、その後ろにさらに子音が続く場合です。
letの/t/の後ろにmeの/m/
発音の仕方
/t/で弾かずに、舌を/t/の位置で止めます。これがポイントです。
/t/が消えるからといって舌を動かさないのではなく、あくまで/t/を発音するつもりで舌は/t/の位置、舌の先端を上の歯の付け根まで持ち上げて、そこで止めます。
英語を話すとき口を開けるように良く言われると思うのですが、私は唇の動きだけでなく、歯と歯の間を開けることの意識も大事だと思っています。
日本語だと歯と歯の間が狭くても話せるのですが、英語は舌を上下に動かす必要があります。歯と歯の間が開いている方が舌が動きやすいので、意識して歯と歯の間を開けるようにクセをつけるように心がけています。
例文
I don't know. じゃなくて、I don' know.
don’tの/t/の後ろに、/n/が続いているので、/t/がストップTになります。
don’tの/n/で舌が上あごについた状態で一瞬止めます。
次の子音が/n/で舌の位置が同じなのでそのまま/n/に続けます。
アイドンノーじゃなくて、doʊnで二重母音なのでここも注意です。
否定の短縮系は、後ろが母音じゃない限り、ストップTになります。
次も否定形
I wouldn't get nervous.じゃなくて、I wouldn' ge nervous.
wouldn'tの/n/で舌が上あごについていた状態で止めます。
次、getの/t/を弾かず止めて、そのまま次の/n/に続けます。
Let me knowじゃなくて、le me know.
I went with her. じゃなくて、I wen with her.
文章練習
今日のセンテンスにもどると、
cut、meatの/t/がストップTです。
それぞれの/t/の位置で舌を持ち上げて止めて、次の音につなげます。
kʌ mi wɪð
最後、文章を通しで練習します。
一番長さをもたせる母音はnaifのaiです。
2回練習します。
We cut meat with a knife.
We cut meat with a knife.
今日のトレーニングは以上です
発音は口の筋トレです。
毎日少しずつ継続することで効果がでます。
1日1センテンス こんな感じでいくつかのポイントをピックアップして練習していきます。
ぜひチャンネル登録して頂いて、一緒にトレーニングしましょう!
ありがとうございました。
音声付き動画はこちらです。