子音/b/は/p/を有声音にするだけじゃない【英語発音練習8日目】
こちらの動画を文字起こししました。
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こんにちは。リズミッシュのりょうこです。
センテンス単位での発音練習を通して、英語のリズムを身につける反復トレーニングをしています。
2週目に入りました。今週もさぼらずトレーニングしたいと思います。
トレーニングの流れ
まずはセンテンスの紹介と発音記号の確認。
次にリズムのポイントと英語らしい音にするポイントを確認します。
最後に発音練習です。
今日のセンテンス
The book is on the table.
今日のシチュエーションは、
「机持ってきて」と言われたので机を見たら「机の上に本あんねんけど」と伝えるシーンです。
次は発音記号です。
各単語をしっかり発音すると、
ðə bʊk ɪz ɔn ðə teɪbəl
これを、文章らしいリズムにしていきます。
リズムよく発音する時のポイント
1つ目のポイントは、先週やったə(シュワ)ですね。
発音しようと意識すると強くなってしまうので、シュワではなく子音を意識すると、あいまいな音になります。
しばらくはシュワよりも子音や母音が正しく発音できるように練習したいと思います。
おいおいシュワの練習もしたいと思っています。
2つ目のポイントは、いつも通り、まずは文末の単語を強調します。
今日はtableです。
tableの母音は二重母音/eɪ/です。二重母音の場合はストレスは最初の母音にきます。
長さをもたせるのは/eɪ/の/e/です。
英語らしくするための音のポイント
今日は、bookの子音/b/の音を練習します。
この音は破裂音です。
同じ破裂音の子音/p/から先に確認します。
子音/p/は音を出さない無声音です。
音の出し方ですが、口を閉じたところから、一気に空気を外へ出すときの音です。
イメージは、水の中に潜って息を我慢していて、限界になって水面に出たときぐらいの勢いです。
日本語の「ぱぴぷぺぽ」は声がつくのでこの勢いが出ませんが、「ぱぴぷぺぽ」をひそひそ声で言うと、空気が多く出ますので「ぱ」か「ぷ」で空気が出る感覚を覚えてください。
子音/p/は出しやすいと思います。
さて、本題の子音/b/ですが、子音/b/は子音/p/の有声音、だと言われますが、
それだとちょっと英語らしさにかけます。
子音/p/は口元から音が出ますが、子音/b/はそこに音の重さを加えます。
出し方は、口を閉じたところから、一気に空気を外へ出すのは同じです。
その空気の出し方が違います。
息をのどの奥から出してきます。
のどぼとけが上下に動くのを意識するんですが、口を閉じている時に一度のどぼとけを下に下げて、空気を出すときにのどぼとけを上げます。
あえてのどぼとけを下に下げる時も音を出してやってみます。
これで低い重低音が響く子音/b/になります。
日本語の「ばびぶべぼ」とは全く違う音になります。
今日のセンテンスでは、bookとtableに/b/が入っています。
book /bʊk/
table /teɪbəl/
単語の頭に子音/b/がある方が練習しやすいですね。
慣れたら単語の中にも登場する/b/も、のどを動かせるように練習しましょう。
文章練習
気を付けるところは、
1.文末の単語は必ず強調しますが、二重母音のときは最初の母音に長さをもたせます。“teɪbəl”
2.子音/b/は口先ではなく、のどの奥から空気を出して、重低音を響かせます。
では、「机の上に本あるねんけど」と誰かに伝えるように文章2回繰り返しましょう。
The book is on the table. /ðə bʊk əz ɔn ðə teɪbəl/
The book is on the table. /ðə bʊk əz ɔn ðə teɪbəl/
今日のトレーニングは以上です
発音は口の筋トレです。
毎日少しずつ継続することで効果がでます。
1日1センテンス こんな感じでいくつかのポイントをピックアップして練習していきます。
ぜひチャンネル登録して頂いて、一緒にトレーニングしましょう!
ありがとうございました。