日本人は子音/s/が「す」になりやすい理由【英語発音練習10日目】
こちらの動画を文字起こししました。
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こんにちは。リズミッシュのりょうこです。
センテンス単位での発音練習を通して、英語のリズムを身につける反復トレーニングをしています。
トレーニングの流れ
復習、本日のセンテンスの紹介、ポイントチェック、最後が文章練習です。
前回の復習
Her bag is green.
ポイントは2つ
1.代名詞の母音は弱くなり、ə(シュワ)になります。
英語では重要な単語以外は、母音が弱く短く発音されます。
代名詞も、弱く発音されるグループに入ります。
母音/r/をがんばる必要はなくて、子音/h/で軽く息を吐く程度です。
hə bægぐらいです。
2.子音/g/はのどの奥から空気を出して、重低音を響かせます。
のどぼとけが下から上へ動くのを意識しながら、息を出します。
では「かばんが緑の女性」を思い浮かべて、文章2回繰り返します。
Her bag is green. /hə bæg əz grin/
Her bag is green. /hə bæg əz grin/
今日のセンテンス
The house is behind her.
今日のシチュエーションは、
不動産屋さんの女性に内見案内されてる時で、気に入った家を見つけたので「彼女の後ろにある家見て」と家族に伝えるシーンです。
次は発音記号です。
各単語をしっかり発音すると、
ðə haʊs ɪz bɪhaɪnd hər
これを、文章らしいリズムにしていきます。
リズムよく発音する時のポイント
1つ目
これまでは文末の単語を強調してきましたが、今日は違います。
文末の単語が代名詞の時は、1つ前の単語を強調します。
今日はbehind
代名詞は、文章の中で大きな意味をもつわけじゃないからってことですね。
例外はもちろんあって、男性女性「どちらの後ろ」かを明確にしたい場合は、
behind herとherを強く言いますが、それは「あえてそう強調する」ということで、普通の時は代名詞は強調しません。
2つ目のポイントです。
behindに長さを持たせますが、ストレス位置の母音が二重母音の/aɪ/なので、最初の母音に長さを持たせます。これは8回目のトレーニングでやりました。
最後2つのポイントも、これまで何回も出てきました。
be動詞や代名詞の母音はə(シュワ)になります。子音を意識しましょう。
英語らしくするための音のポイント
今日は、子音/s/の音を練習します。
この音は無声音です。
歯を閉じて息を出します。声は出しません。
出しやすい音なので簡単なのですが、文章になるとつい声が出てしまうパターンがあります。
3人称単数のSとか複数形のSです。
学生時代の勉強で文法を意識していた時の影響で、
she likeす、he takeす、bookす
と「Sつけないと」と思うと、無意識に日本語の「す」になっていることがあるので注意です。
常に無声音になるように体に覚えさせます。
無声音にしておくことで次の音に移りやすいです。
流れるように文章を読むことができるようになります。
文章練習
今日はポイント5つありました。どんどん増えますね。
1.文末の単語が代名詞の時は、1つ前の単語の母音に長さを持たせます
2.長さを持たせる母音が二重母音の場合は、最初の母音を長くします
3つ目と4つ目はまとめて
be動詞や代名詞の母音は弱くなります
5.子音/s/は声を出さない
では「女性の後ろにある家」を見てる気分で、文章2回繰り返します。
The house is behind her. /ðə haʊs əz bɪhaɪnd hə/
The house is behind her. /ðə haʊs əz bɪhaɪnd hə/
今日のトレーニングは以上です
発音は口の筋トレです。
毎日少しずつ継続することで効果がでます。
1日1センテンス こんな感じでいくつかのポイントをピックアップして練習していきます。
ぜひチャンネル登録して頂いて、一緒にトレーニングしましょう!
ありがとうございました。